リスニング対策としてお勧め
ビジネスでよく使う表現や単語を覚えたいのなら、それを専門に扱った本がいくつか
あるので(というかビジネス英語系の本は、どうも表現集が多いような気がする)、
それを使って学習した方が、表現や単語の数も豊富で役に立つでしょう。
この本の同類の本にない最大の特徴は、4人程度が参加する会議の実況中継です。
会議だけあって、やや長めの会話が中心ですので、リスニング対策本として使うとよいと
思います。
会話の内容も無味乾燥ではなく、ストーリー性のあるものなので、重要表現や単語も
記憶にも残りやすいと思います。
実にトレンディ!
内容が豊富でチワワのコマーシャルや落語ミーティングなど とてもトレンディ。 豊富な文例も重宝しています。
トピックが貧弱でがっかり
日本人は・・・・、アメリカ人は・・・というステレオタイプが満載で、一昔前の英語教本の趣。後者の日本人観は、時代錯誤で聞くに堪えないものもある。コンテンツに期待しすぎるほうがいけないのかもしれないが・・・
ちょっと危険。英語ぺらぺら、脳みそ空っぽでは困る。
このクラスの英語を使う人というと、実際に自分の意見を堂々と英語で主張する人だと思うのですが、そうであれば、英語のできばえ以上に話の内容が論理的で正しいかどうか、そして diplomatic であるかが非常に重要になります。もちろん、この本はあくまでも英語のテキストであって、教養や礼儀や議論のテクニックのための本ではないのですから、こういう文句を言うのはやや的外れなのですが、例えば、「日本人は農耕民族でアメリカ人は狩猟民族だから・・・」というような文章を読むと冷や汗が出ます。ご丁寧に英訳までしてありましたが、これを暗記してアメリカ人に話せば、当人はアメリカの入植者の歴史を何も知らないこと、そして知らないにもかかわらず「この民族はこうだ」と短絡的に決め付ける軽率な人間であることを自白するようなもので、ちょっと問題。知ったかぶりが嫌われるのはどこの国でも同じです(ついでにいえば、日本には縄文時代があり、日本に狩猟民族の歴史もあるのです)。 会議の中に話題にも、思慮深いアメリカ人ならこんなことを外国人(日本人)には言わないし(言うヤツも確かにいるが)、会議で言えば他の同僚がやんわり注意するのではと思えるものもあって、英語の教材としての出来ばえに文句をつける気はないのですが、会議の教材という意味では、少しあやうい気がします。 もっとも、最終的には「自分の意見は自分で作文する」しかないのですから、ぴったりの文章が本に載ってないと著者に文句をつけても仕方ないのですが・・・ 英語は英語、内容は内容と割り切って批判的に読むことをお勧めします。
センテンスの暗記暗誦は・・・
著者は『本書の使い方』で、センテンス・ミニ会話文の暗記暗誦をしきりに薦めている。 しかし、学生じゃあるまいし、センテンスの丸暗記はビジネスマンには少し厳しい。 ましてやミニ会話文を覚えることは至難の技かと思う。時間と気力と記憶力が足りません。残念! 頭の一番柔らかい受験生時代でさえ、『伊藤和夫の700選』を覚えきれず挫折したトラウマに悩まされそうになった。 それにしても、ぜひこれは覚えたいという良質のフレーズが溢れるこの本は、間違いなくビジネスマン必読の書である。
明日香出版社
CD BOOK 外資系の英語プレゼンテーション (アスカカルチャー) CD BOOK 外資系でやっていける英語が身につく―:外資系企業でも即戦力ビジネスを成功させる英会話力とボキャブラリー (アスカカルチャー) 外資系の英文ビジネス文書フォーマット (アスカカルチャー) ビジネスミーティングの英語表現 英語プレゼンテーションの基本スキル―グレートプレゼンターへの道
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