死ぬことと見つけたり〈上〉 (新潮文庫)
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ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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人気ランキング: | 26378 位
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参考価格: | ¥ 580 (消費税込)
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隆先生の未完の作品の一つ
タイトルや(本編の)冒頭こそ物々しい雰囲気ではありますが、
葉隠れを基にした隆先生の描く逞しく清清しい武士達が藩のお家騒動などの問題を解決していきます。
安っぽい言い方をしてしまうとハードボイルドなサムライガンマンの主人公が死なんぞ全く省みずに藩主やその一門と重役に立ち向かっていくのですが、
その主人公が武士道という思想を体現したかのような人物で男も惚れてしまうような人物であり、話の展開の方も秀逸で一気に読めて飽きさせません。
惜しむらくは隆先生の急逝のために未完となっており、最後の解説で編集社から話の原稿を基にしたその後の展開の紹介があるのですが、やはり全部を読みたかったというのは読者の総意と言えるでしょう。
人に何か良い時代小説が無いかと問われたら私はこの作品をお薦めすると思います。
「葉隠」の真骨頂を見せてくれます。
隆慶一郎氏の作品は痛快だ。登場人物の男ぶりがいい。敵役の女々しさがいい。週刊少年ジャンプで、原作「一夢庵風流記」「影武者徳川家康」の漫画を読んで以来、氏の世界に魅了されてきた。
今回は「葉隠」という、武士道の源泉とも思われるような書物を母体として、其の中に描き込まれた人間模様が隆ワールドによって現前する。
一話完結型の中にも、一本筋の通ったストーリーの流れが見えてきて、知らず知らずのうちに鍋島藩の中で生きているような錯覚さえ覚えた。主人公のおとこたちが、毎朝実践する「死人」の体験は、覚悟なき我々現代日本男児には、到達し得ない境涯かも知れない。
本当の意味での刹那主義
今を一生懸命生きる。いつ死んでも悔いは無い。男たるものそうでありたいと著者は言っている気がします。現代人が忘れているものを揺り起こすのに最適な一冊です。
惜しいのはやはり未完で終わってるということでしょうか。一部話の内容だけは載ってますが、隆慶一郎氏の筆で終わらせて欲しかった。
下巻が楽しみ
未完とわかっていながら、下巻が非常に楽しみである。
読み出して数十ページで今の自分が恥ずかしくなり、あとは夢中になって読み、考えた。
今を生きる者への挑戦状なのか。
自分なりの答えを探してみようと思う。
本物
この本に書かれているのが真の侍の姿なのかもしれないと思いました。 自分の弱さを感じ、大和魂についてすごく考えました。
新潮社
死ぬことと見つけたり〈下〉 (新潮文庫) かくれさと苦界行 (新潮文庫) 花と火の帝〈上〉 (講談社文庫) 吉原御免状 (新潮文庫) 花と火の帝〈下〉 (講談社文庫)
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